人気ブログランキング | 話題のタグを見る

リモンチェッロ~地域密着の為せる業

昨年のギリシャトルコへの旅、
すったもんだのキャリア変更などでアリタリア航空使用、
という訳で、
行き帰りとイタリアの空港を経由した、ミラノイン
ローマアウト。

その時施設のお土産物やでリモンチェッロを見つけた。
果たしてこれにも本物にせものと括っていいかは分からないが、
産地は絶対にソレント半島のものでないといけない。
拘るならば、やはりアマルフィーのものに限る。
リモンチェッロ~地域密着の為せる業_f0052956_1727826.jpg

確かに観光地化は否めないが、それでもアマルフィーとリモンチェッロの
共存関係というか、一体化された文化は
それの保存の為に協力を惜しまない。そんな気分にさせられる。
とにかく、町のあらゆる角、路地でリモンチェッロは作られてい、
販売もされている。
様式美でもあり、街の風景の一部となっている、

ようなわけで、
空港でも、ラベルをしげしげ眺めつつ、
しかし、アマルフィーの文字は見つけられなかった。
ので、なんとかソレント半島の表示のものを見つけた

リモンチェッロ、
ソレント半島産

今ラベル見ると、カプリって書いてますね・・・
ま、カプリ島も広義ではソレント半島か・・・?

リモンチェッロ
甘く、とろけるような酒、
その中にレモンピールの苦さが確かな存在で大人テイスト

アルコール度数だって30度は優に超えている、
個人的には、これをソーダで割って飲むのが好み。
バケイションでなら一本飲む。その後死亡。

ああ、あのアマルフィー名産のカンデーラという極太のパスタ、
(ペンネのカンデーラとは別種)
東京で食べられる店を見つけたら誰か教えて
# by c7 | 2006-02-02 17:22 | 美酒

ワイン、お年賀ブルゴーニュ?

今回はメインのテーマはお酒かというと微妙なところ。
出不精でもある我が家には
親切な仲間が時々遊びに来てくれる。
今日も冷たい雨の降る水曜日、
勤務の同じ社屋の別部署にいる後輩
スペイン仕込みのスペイン語を話す、
オイスカUSK
が来宅。 彼が来ると大抵ワインを飲む事になる。

前回は見よう見真似でサングリアを作り、
適量を軽くオーバー、飲みに飲んだ。
ワイン、お年賀ブルゴーニュ?_f0052956_17541091.jpg

で、今日の一本

この前、友人から猫恭子の誕生日に頂いた、
お使い物のワイン。数本。

フランスのワインだが、ボトルも特殊で
AOCでは勿論無い。
ラベルを見る限り、ヴァンド・ペイのようだが
どーもサントリーが絡んでいるような雰囲気が。

ワイン、お年賀ブルゴーニュ?_f0052956_18544481.jpg飲み口は軽く、ともに酸味は少ない、
白のほうは辛口、だがドライと言うよりも若い。
清潔だな、今日の一本。

フランス人のエスプリではないと思うが、
ボトルの食材をモチーフにしたラベル、
あけてびっくり、コルクにまでデザインが施されている。
うーーむ、どーもサントリーの入れ知恵のような。

ちなみにメイン料理はまだまだ初心者の域を出ない

チーズ・フォンデュ

だが、
出来栄えや、具材のチョイスは上向きになってきた。
ワイン、お年賀ブルゴーニュ?_f0052956_1803926.jpg王道だけど、お奨めはやはり、ワインと来てバゲットだろう。
ああ、思い返したらアスパラをリクエストしておかなかった
大好きな野菜は沢山あるがここは東京の離れ小島、思う物が思うままには揃わない
それもご愛嬌

翌日の頭痛覚悟で3本目のボトルの栓を抜く。

気付くとなぜか朝比奈隆90歳記念,のタクトの演奏で
ブルックナーを聞いていた。と言うか、ビデオを見ていた。

いつも一人で遊びに来ているオイスカUSK
そろそろ新しい風も運んできて貰いたい。

Vin de Pays "GARDIN DE LA FRANCE "
作り人不明

ワイン、お年賀ブルゴーニュ?_f0052956_1813779.jpg

# by c7 | 2006-02-01 23:50 | 美酒

均昌閣~一寸の光は肉の味そして紹興酒

この夜は本社のA・Tさんの退職に向けて
久しぶりの集合、送別会。
本社が横浜にある関係で、会場は中華街
均昌閣、本館

実は昨年末、12月25日、
同じく中華街でプライベートの仲間で忘年会を企画した。
ちなみに店は中華街の果ての果て、
ほとんど元町かと言う辺りの”萬来亭”
小さい店だが、店員の中国人女性のぞんざいな受け答えっぷりといい、
絶妙に染みの多いメニューといい、外国人街らしいといえばらしい、
まさに出色の店だった。 もちろん料理、そしてCPも。

なんて言いながら
しかしその、中華にはとんと疎い。
加えて、今回は大人数でのコース料理、能動的に選択する余地も無く
腹ペコのガチョウと同レベル、取敢えずは目の前にある皿から頂いた。

で、いきなりだが、前菜、のチャーシューや、燻製、くらげが上手い。
なめてたが、いきなり美味い。


隣国の食事情に精通している酒徒さんのブログにもあるけど、
日本は魚の保存食については素晴らしいものがあり、種々変化に富んでいるが
肉に関してはかなりお粗末で、
なぜか欧米人はシャブシャブ、すき焼きと
持て囃すが、山岡士郎、海原雄山からすれば味を台無しにする愚の骨頂。
極論だが肉食文化が無い。
その点、中国あるいは韓国も、こと食肉の保存、加工には目を見張るものがある
チャーシュー、腸詰、北京ダック然り。 ああ、この前菜上手い。

で、いきなりだが次々飲み干すビールのせいか、
味はだんだんと不確かになっていく。

エビチリ、とか海老マヨとか、特に違いが分からんが、
海老は大きい。ひどいコメントでかたじけない。
均昌閣~一寸の光は肉の味そして紹興酒_f0052956_1011447.jpg

牛肉と種々の野菜を炒めたもの、
今更ながらアメリカ産で無い事を祈る。
均昌閣~一寸の光は肉の味そして紹興酒_f0052956_1013351.jpg

白身魚のフライ、チリソース。
甘い、辛いそして甘い。

魚介と銀杏、緑の野菜と和えた一皿。
さっぱりしているが生のサトイモをやわらかくしたような食感の何かが、
個人的には不協和音を鳴らす。
均昌閣~一寸の光は肉の味そして紹興酒_f0052956_1015799.jpg

大体席からして、一昨年タバコを絶ったとゆーのに、
業務部長に呼ばれ初手から喫煙席、
断絶しているわけではないが、オール50代以上の円卓で、
煙突組、と、味わう食事には限界がある。
均昌閣~一寸の光は肉の味そして紹興酒_f0052956_10271190.jpg
煮え切らない思いもあったが、
しかしこの夜の紹興酒は非常に口に合った。
癖はないし、ややさっぱりとしていたので、
本物志向ではないのかも知れないが、
酔ったあと、更にまだ舌の上に新鮮さを呼ぶ

今日の一本。


均昌閣本館
横浜市中区山下町151
# by c7 | 2006-01-27 23:50 | 外食

ヴォーヌ・ロマネ

昨年末、婚約を機に、お互いの生まれ年のヴィンテージワイン
を購入した、うちの一本。
ヴォーヌ・ロマネ_f0052956_16211081.jpg
ワインセラーなど持ち合わせの無い我が家では30云年の老体ワインに、幾度の夏越しも問題。と言う事で
この年明け,猫恭子の誕生日に思い切って抜栓したもの。

デュデ・ノーダン ヴォーヌ・ロマネ1968

ロマネといえばブルゴーニュの逸品 ・・・
だと思う。 
とにかくこんなヴィンテージのワインなんて
今までお目にかかった事も無いので
果たせるかな
薀蓄は兎も角も
直感と勘で味わってみた。

・・・確かに飲んだ事無い味、

もしかして夏の酷暑で少し痛んだんじゃないか、
とも、思えるけど。
これはブルゴーニュらしいのか、色は淡い、
しかし、透明度は低い、、

デリケートなデキャンタージュまでは気が廻らなかったが
不純物を感じる事は無かった。
しかし、空のボトルにはザラザラの澱が注ぎ口まで付着、

ヴォーヌ・ロマネ_f0052956_16215178.jpg

思えば38年の間、ひっそりと旅してきた、ワイン。
見たところリコルクもしていないようだった。

正直もっと劣化して不味いんだろうかって思ってたのに、
不覚にも感慨が勝ってしまった。

今年の一等賞
(まだ1月17日なので当たり前)
# by c7 | 2006-01-17 16:15 | 美酒

神酒

昨年末に家酒に購入したもの、
ちなみに販売店は都立大学駅前、
神酒_f0052956_13501286.jpg

実はこのお酒には看板銘柄が有って、ルリカケス、と言う。
飲み手の中では結構有名な酒だが、これとの出会いが最初だった。

長年住んだ目黒の駅前にでん吉なるおでん屋が出来、
焼き魚が絶品の其の店にルリカケスはあった。

ややこしいのですっ飛ばしてくれていいのだけど、
この酒は酒税法上では日本で唯一のラム酒。
原料は黒糖でも、製造方法が焼酎とは異なるそうで
醗酵に米麹を使わず独自の酵母菌を使用しているらしい、とか

当時は酒類のネット販売もまだまだ黎明期
どこの酒屋を探しても売っていなかった。
そのルリカケスが好きで好きで、店に通い、行く度飲んだ。

そしてルリカケスの隠れ兄貴、的存在がこの
神酒_f0052956_13503227.jpg

おみき(ラム酒 50度)
奄美、徳之島の、高岡醸造株式会社
より。

ルリカケスの40度に更に拍車がかかる、
湧き上がる甘みと、微かな粘性が特徴、
食中酒よりじっくり一本で味わうのに適しているが
好みで言うなら、粕漬けの焼き魚あたりとだと、相乗的に味が良くなる気がする。
鰯の南蛮漬けなんかもいいなあ。

難点を言うと、やや強引さが感じられる、
やもするとアルコール臭のような、ケミカルな舌触りが混ざる。
柔和な酒では無いな、

猫恭子はこれを飲みすぎると、もどす。
美容師TKの彼女はルリカケスを飲んで吐く。

高岡醸造株式会社
魔法の会社
# by c7 | 2006-01-02 13:47 | 美酒