鮨の盛りは冬だと人は言う、雑誌の特集もそう。
冷たい海の魚は身も肥えて、そら美味かろう。
でもやっぱり私は
暑い盛りに酢の利いたシャリを喰いたい。
いやま、いつでも食べたいけど、殊更食指が動くのが、
いつも夏だと言う事に、ようやく去年気付き、
無理矢理一月に食べに行ったりしたものの、
やっぱりこの夏も鮨を求めて都内移動、
ちなみにここ東京遊園地、台場に有るすし好に先月行ったが、
あまり語りたくない出来栄えだったので、
その件は割愛。
今回おじゃまは、中目黒にある
いろは寿司、
もともとは同じガード下商店の仲間で
聞いてみれば二代目跡取り店長は私と同じ年、同じ名前
意気投合し職場を変わっても贔屓にしている店。
大胆に言っちゃうと一級の店ではないけど、
付き合いがあればのサービスも有り難く、また、ネタのクラスを差し引きすれば
良心的なお値段だと思う。
先ずは
お任せで頂くお刺身の盛り合わせ、
必ず玉は入れてくれと、右隣から妊婦が囁く。
その気持ちは握りにも続く、
二人揃っていただいた新サンマが脂ものって美味しい。
コチはまあまあ、イカはもう一つ。
おつまみで頼んだ
アナゴではなく鰻の白焼き、
やや小ぶりでインパクト弱
冷酒など少し舐めながらずるずるとおーらすは
炙りサーモン、トリ貝、多分鯵など。
ちなみにあれやこれや食べてもたいした金額にはならないのは
決して身内価格などではないので、お試しの方はご安心を。
夏にうずく鮨思う気持ち、
本とはビール飲むくらいの頻度で食べたい物ですが。