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父と革命とわたし~2






先立って、チェ・ゲバラについて。


アルゼンチン生まれの彼は
広くキューバ革命の立役者として知られていると思う




革命戦士の名において、真のアメリカ主義を打ち上げ
いわゆるアメリカ合衆国の圧政搾取から、全アメリカ大陸を救おうと奮闘した





終焉の地、ボリビアで捕縛され
壮絶な拷問の後、最後の処刑に際しても


眉根一つ動かさなかった伝説もあり



鋼鉄の意思の持ち主とも思われているかもしれない





また一方で、
そもそもチェ、の愛称は



“やあ”とか、“よう”


のあいさつの事で
つまりチェ・ゲバラとなれば、
ややコミカルな印象でもある、気さくなと言うか。



著作名言も数多残したが、


随筆の表現は軽妙なものも多い、またシニカルなジョークも真骨頂と言える
時にアメリカへの憎しみからか少々ねじれた発言もあるが
大抵は洒脱な人間だったと思う。
また、あまり知られていないが
愛する妻に戦地からも沢山の詩を書き、送っていたらしい




彼の主義の発露は、
映画にもなっているが、南アメリカ大陸をオートバイで旅した時に
南米諸国のあまりの惨状に瞠目し、
その元凶はアメリカ合衆国の搾取にあると思うに至るからで



つまるところはアメリカ合衆国に敵対すること



貧困や苦しい病の人間たちを国家として救おうとしたということ

その過程、アメリカと冷戦下にあったソビエト連邦の社会主義とも迎合していく

今現在、ほんのわずかな社会主義国が残ってはいるが
大抵は破綻した。
北朝鮮であれば一握りの上層部が国民を囚人のように監視しているようでもある、し



ベトナムなどは資本主義化することで国益を上げている。

そんな社会主義もかつては国民すべての平和安定を目指して、
民衆も支持していた時期もあったろう。

チェ、は諸国を勢力的に巡り、
卓越したスピーチで民衆を虜にしていく


何しろ自ら密林の中でゲリラ戦の陣頭指揮をとる人間だ、




税金で私物を買い漁るクソのような大臣などとは比べようもない





チェ、は
毛沢東の表敬訪問に中国を訪れている





その時はお互いを認め、握手をしたものだが
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残念ながら
その後、キューバと中国は激しく対立し


カストロは一党独裁の中国共産党を“強盗“呼ばわりした



リベラルを標榜する人の中には
毛沢東とゲバラを並び評価する者もいるかも知れないが
二人の人間の足跡を細かに調べたわけではないとは言え



毛沢東はあくまで政治家



に対して、ゲバラはやはり生来の戦士だったと思う

そこは決定的に違うだろう




また、毛沢東と言う人物についてはその功罪をよく知る者でもないし
敢えて知ろうとはしてこなかった
我が家のような家庭の中では特別な存在だとしても
世の中からは違う声も聞こえた、
独裁者で差別主義だとか・・・
by c7 | 2015-02-08 06:00 | プロフィール


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