久々の旨焼酎 ~男酒 たちばな







二年ぶりの山登りに向けて
節酒のむきもあり、
ここのところは大した酒も飲む気もなくて、
そのくせ、先々月は恵比寿での大フィーバーで失態をおかし、
なんだか統一性の無い
痛飲の体裁となってます。

で、家での酒もお座成りだったのだけど、
久々に寄った中野の酒屋で
旨げな焼酎を見つけたので、こちら購入



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たちばな
宮崎県 児湯郡より


こちらの代表的な麦焼酎の名前を出せば知る人も多い。

”百年の孤独”
どういったつもりでガルシア・マルケスのノーベル文学賞から名前を流用しているのかは分からないが
この会社の社長が、若い頃、マイルスと、寺山修司に傾倒していたと、記述がある、
その辺りのちょっとした知性には惚れるものがある。

酒造りの全てを国産の、ひいては地産のものでまかない、
酒は農業だと言い切る男の芯は強い。

白麹の芋焼酎は好きな酒の一種だが
このたちばなも王道でありながら
より一層力強い味わいにコク。
辛みは遥かに控えるが、単に甘ったるいだけの酒では無い。
また、一升2千円しない価格も、真剣味と謙虚さの証ではないか。

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前述の百年の孤独は少ない生産量や話題性のおかげで
高騰してしまった、が、これも酒造の非ではない、
本来宮崎ならば普通の焼酎の価格で買えるのだから。

合成するだけの廉価な酒をただ繰り返しのように飲んでいると
酒も無味に通過していってしまう、貧相な酔っ払いになるだけだ

時には家でも、入魂の酒を飲むことで
一杯のグラス、杯にも、その酒に込められた意気を感じることもある






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たった一度の人生を、思いも無く、ただ通過していくのは
あまりにも寂しい。
働く事、家族を成すこと、遊ぶこと、
山を歩くこと、
それぞれの経過に無痛であるくらいなら
時には酒が、敢えて痛みを知らしてくれる方がきっと良いのだと
僕は思いたい。山についても同様だ。

痛飲は程ほどに、
忘れ物は無く。

ですが・・・
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by c7 | 2009-09-15 12:38 | 美酒


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