人気ブログランキング | 話題のタグを見る

おとこ神田 蕎麦神田



おとこ神田 蕎麦神田_f0052956_12342130.jpg



ざっくばらんなノートでも書いて
少し情動を落ち着かせましょう
ってな感じで。





1月末に
山で出会って今も山のポン友
thyk(孝之じゃないよ!)
と、山もしばらく会えてないので、
てことで
神田で待ち合わせて、
蕎麦を手繰ったよ


おとこ神田 蕎麦神田_f0052956_12350260.jpg



この写真でどこの蕎麦屋かわかったら
あなたは異常なそば通。
メニューにはない卵焼き
おとこ神田 蕎麦神田_f0052956_12323402.jpg
ここでは
ワサビかまぼこと呼ばれる
おとこ神田 蕎麦神田_f0052956_12324210.jpg
串にささってなくても何故か許せる
焼き鳥
おとこ神田 蕎麦神田_f0052956_12324738.jpg
蕎麦の写真ないのよ
って
ことで
神田松や
言うこと無いよな
と言いながら言うなら
関が扉の最前で寒かった、
ので、この日は温かい蕎麦が良かったか








# by c7 | 2020-02-18 12:38 | 外食

心のボス~チャールズブコウスキーまたの名をヘンリーチナスキー

心のボス~チャールズブコウスキーまたの名をヘンリーチナスキー_f0052956_10295845.jpg











駄文で序章を汚したくもなるけどそれは冒涜だろうから
中川五郎さんの訳を そのまま記載します

後には原文も。


心のボス~チャールズブコウスキーまたの名をヘンリーチナスキー_f0052956_10320548.jpg












死を待っている
今にもベッドに
飛び上がろうとしている
一匹の猫のように
わたしは妻が
気の毒で気の毒でしかたがない
彼女がやがて目にするのは
この硬直した
血の気の失せた
肉体
一度だけ揺さぶる、それから
もしかすると
もう一度
「ハンク!」
ハンクは
返事をしない
わたしが心配しているのは
自分の死ではない、
そうではなくてわたしの妻のこと
これらの取るに足らないものを
山ほど抱えて
ひとり後に残される







心のボス~チャールズブコウスキーまたの名をヘンリーチナスキー_f0052956_10321043.jpg

それでも
わたしは彼女には
わかっておいてもらいたい
彼女の隣で
眠った
すべての夜
何の役にも立たなかった
言い争いですら
こよなく素晴らしい
ことだったと
そしてこれまでこわくて
口に出せなかった
とんでもなく大変な言葉が
今こそついに
口に出される
わたしはおまえを
愛している




waiting for death
like a cat
that will jump on the
bed
I am so very sorry for
my wife
she will see this
stiff
white
body
shake it once, then
maybe
again
“Hank!”
Hank won’t
answer.
it’s not my death that
worries me, it’s my wife
left with this
pile of
nothing.
I want to
let her know
though
that all the nights
sleeping
beside her
even the useless
arguments
were things
ever splendid
and the hard
words
I ever feared to
say
can now be
said:
I love
you.

# by c7 | 2020-01-24 10:35 | 愛読愛聴

talk about 面白南極料理人

talk about 面白南極料理人_f0052956_09302251.jpg



喜びの感度が鈍くなって久しい、



アンテナもめっきり伸びなくなったこの最近で面白南極料理人、

にど嵌った事、 

ベットラの食事に感動できたことこれは嬉しい。



なので久しぶりに、この越冬隊に係る二冊の読書感想文で久しぶりのブログを稼ごうと思います。




去年の夏に、大阪の深夜枠で放送された、
”面白南極料理人”
をレンタルDVDで2話ほど見た。


その時はスラップスティックなドタバタ小劇場、くらいの感想だったのだけど、


年明けにひょんなことから悪魔のおにぎりで名を馳せた
渡貫淳子さん


”かあちゃん、調理隊員になる”




talk about 面白南極料理人_f0052956_09303359.jpg
を、手にした。


この人は映画版で一流の俳優陣も出演する2009年、


先行の”南極料理人”を見て、””震えるほどの一念が起きた”



という過程で3年のトライを経て昭和基地での南極越冬隊員、調理担当の栄誉を得る。




そして素晴らしいエッセイを書いた。



他方、原作となる面白南極料理人の、
記述を綿密にトレースしているのは、2019年の深夜ドラマ、
”面白南極料理人”(面白がつくつかないか、よ)

であることも映画の方を見て明らかだと分かった。




私見を挟めばどう見ても映画の南極料理人よりも深夜ドラマの12話完結面白南極料理人の方が、

断然面白い、 私見だが。




そう言った分けで、


根本のオリジネイター面白南極料理人の著者、西村淳さんと渡貫さんでは
見ている地平が若干違うのだけど
(ここは昭和基地という小都市と、そこから1000km離れた標高3800mにあるドーム基地の天と地ほどの環境の差など含め、実際読んでいただかないとわからない点ですが)




そこは南極で越冬という極限を経た二人の偉才に、あえて強く賛同する。




先出しすれば渡貫淳子さんは、とても硬質に、
削ぎ落されて愛情と理念しか残らないような感情でこの本を書いているようだ、


ものすごくピュアで、傷つくことも泣くことも多々ありながらそれでも使命を捨てない、強
い母の存在感で圧倒してる。


野心家でもある、    何かを成したいという面も感じる

一方の南極観測隊をここまで物語に押し上げた面白南極料理人の著者西村淳さんは、



”本人曰く興味本位で飽きっぽく怠け者。大言壮語、言ったことは守るとは限らない”

とおっしゃる。

あながち謙遜ばかりでもないのは読後感としてある。






平均気温-55度、1000キロ以内に生きているものが居ない、ウィルスさえも存在しない、半年間は太陽を見ることもないこの地の、バラックのような建物で男9人で1年間暮らす、こういう環境には西村さんのような人が無くてはならないだろう
talk about 面白南極料理人_f0052956_09311741.jpg



律儀で几帳面で他人にこだわるような人は、結局共同生活には向かない、



結婚でさえいわんや。相手次第だとしても。



ルールにこだわらず、嫌いなことは無理して努力せず、


他人に干渉も期待もしなくとも時には感謝できる、

少しだけ、西村大将はそういう荷を負ってくれたのではと誰も思う。

元より海上保安官で、調理担当、その人が初めて執筆したこのエッセイが読み物として秀作かって、

それは言えない、

日記のようなものの中にそれぞれのエピソードが、散らばっている、
読んで読書って感じではない。







ここまでそう言って、それでもこの本が素晴らしいことはやっぱり伝えたい。



逸話の全てが真実、ドキュメンタリーでは無いだろうとも思った、

語り口は少々歯の浮くようなメタファーも引用されて、

文筆のスタートラインの間際にいたのだろう。


でも、西村さんの語ることに、偽りが無いように見受けた、


なぜだろう。デフォルメされたシーンも心象風景もなぜか心のままのように伝わる。

その不可思議な共感がこそ、これ以降も執筆をつづける西村さんの存在理由なのか。

でたらめに放言しているのに、一つも嘘ではない











。これは作家としては、ものすごい才能なんだと思う。
talk about 面白南極料理人_f0052956_09302861.jpg
音楽でも、ドラマでも、インチキって思うものがある。

直観だけど。


その真反対にいるのがきっと西村淳という人。


深夜ドラマでは、エピソードのクライマックスなどよく、
内省的な独白が演者ハマケン扮する
”大将”こと西村隊員から言われるのだけど、

これがおおよそこの原作”面白南極料理人”のエッセイにそのまま書かれている、

これらのセリフはドラマで音として聞くことと本で字として見ることで倍のメッセージで入ってくる、




もし宇宙と等しいほど過酷で、冬山なぞ遥か遠く及ばない

このぎりぎりのこの特殊な環境を生き抜いた達人たちが

生きることに必要な脱力感、力を抜くこと、無我であること。


これをいかに生きる術にしていたかに、興味をもたれたら、




この面白南極料理人を読み、そして深夜ドラマ12話を見、

もう一度本を読んでみてほしい。





作家たちが書く物語など雪氷のかなたに吹き飛ばすようなリアリティーをきっと感じてもらえると思う。








# by c7 | 2020-01-21 10:07 | 愛読愛聴

底辺だから知っている 底辺から学ぶもの






底辺だから知っている  底辺から学ぶもの_f0052956_18282466.jpg





仕事柄 旧正月と言うのが暇なんで

B級テーマ、 
けどそれもまた真実っつーことで閑話休題。


読書は、大抵どんなもんでもする方で、

小説は想像力(創造力)にもっとも為になるし

史実ノンフィクションを知ることも経験値、


教えを頂くありがたいお坊さんの本も禅の話しタオのはなし
世の斥候として

”詩は大切なもの”






そしてアホ本も読みますな、


そこから知ることもまたありますな
続く落語熱のせいで
根拠もなにも定かではないけど
ある芸人の本を読んでみた。
(再度調べてみると、今が最も旬の若手(っても40歳)
の春風亭一之輔と二人会をやってるようだ))
雨上がり決死隊の蛍原に捨てられ、吉本興業に見切りをつけられ
東京に出て来てそれでもずっと売れない
元は”コラーゲン配合マン”
今、あらため
”コラアゲンはいごうまん”
と言う人の突撃ネタエッセイ。
この人は舞台ではすべりまくるのかもしれないし
会うとセンスを感じないのかもしれないけど。

本は、ちょっと面白かったし、
なんだろう年のせい、被災地ボランティアとか
刑務所慰問とかその時の後輩障がい者芸人の話しとか
ふっと泣けたりする。
世の中は貧富の差も拡大してるとか言っているし、
人は成功者に倣おうとする、成功者って金持ちの意
FACE BOOKも綺麗ごととリア充披露が目につくし



indtagramも顔の修正のタレントだらけ。



会社には大学教授の娘とかいて、デリカシーとか騒いでブルジョワ感漏れ出して
一方創業一族は潤沢にタワーマンションの高層階で安穏としている
がしかし
世の中の底辺から学ぶことは沢山ある、
信用出来る漢”ブコウスキーだって、人生が楽しかった事は一度も無いな、と言うけど、
けど、
大切なことを書いている
ウンコ知新
自分の撒いた汚物からでも新しきを知るのではないでしょうか
そういう意味の投影物として

コラアゲンはいごうまん頑張っていって欲しい、と応援したい。






多分、見には行かないけど





# by c7 | 2019-02-05 18:30 | 愛読愛聴

# by c7 | 2018-05-02 13:36 | 愛読愛聴

全人禁制 ~ 沖ノ島が語るー藤原新也

全人禁制 ~ 沖ノ島が語るー藤原新也_f0052956_13244346.jpg





















近日、相撲では女人禁制で物議をかもした


神事である神前相撲に於いては女性が土俵に立ち入ることを
厳格に禁じている、




それに異を唱えた事件の発端は



土俵上で要人が急病を発し、それの救助に女が立ち入ったところ
”女性は土俵に入らないでください”とのアナウンスがあった
それの是非が議論され、



大勢は人一人の命の為に神事のタブーなど、守る必要はないと
そういう言質だった。











全人禁制 ~ 沖ノ島が語るー藤原新也_f0052956_13285949.jpg







俺は信徒でもないし仏門に与する者でもないし

父からの系譜で今更言うなら唯物論を信望して神は傀儡で政の一種の打つ手とだと思っている
大衆は愚鈍できりがないから神の名を借りて飼いならされているに過ぎない、
と、思ったうえで神仏の御霊を思えばこそ言うが








全人禁制 ~ 沖ノ島が語るー藤原新也_f0052956_13253687.jpg







この





沖ノ島は長らくというか、永年女人禁制を貫き通していて

島の全ては宗像大社の処遇地であり、且つ島のすべてがご神体となる
宮からその命を受けた者だけがたった一人、島に一定期間守として住まい、
他一切の入島者を許さない。



神話は寓話だと言い換えてもいいが、この島は天照大神の娘たちにあたる
三女神が住まわれて、玄界灘の守り神とされている

全人禁制 ~ 沖ノ島が語るー藤原新也_f0052956_13253167.jpg







平成29年に、この島がユネスコなる団体の認定する

世界文化遺産、と言うのに選ばれた、


大してありがたくも無い世界中に千幾らもあり


物見誘山の老若男女が金と暇に当てつけて行く、それが世界遺産で
これは個人的にパルテノン神殿で辟易した体験がある。








白神山地であれ、屋久島であれ、観光産業は活況かもしれないが
自然環境は荒れに荒れ、銀閣寺を、東京タワーを遺産にするなら
いくら有象無象が大挙しようがそれは構わないが、

自然遺産は自然が欲しいままで生きるため地所であり、

観光客と言う愚か者がインスタグラムを撮るためにジェット飛行機に乗っていく光景に
激昂を禁じ得ない。




マチュピチュの体たらく熊野古道の惨状に呆然とするに俄かでない
全人禁制 ~ 沖ノ島が語るー藤原新也_f0052956_13252793.jpg







話しを戻そう。




女人禁制には謂れもありそれは大和朝廷に遡るかもしれないが
近代、鮨屋の付け場でも女は忌み嫌われた、

血だからだ。











流血は清浄を損なうので由来血を流す女子は神仏には向かないとされた
これはこれなりの




沖ノ島の真実でいいと思う。

















全人禁制 ~ 沖ノ島が語るー藤原新也_f0052956_13253499.jpg














もっとも重要な点は、




沖ノ島は世界遺産の認定を受けたにあたり


その御意は量れないが



男も女も入島を厳しく制限すると決めた、


実直に言えば、











人間などが入っては行けない、とした、。。。


男だろうが女だろうが俗界に居るわれらは、不浄なんだよ!
俺は男女平等もそれほど真実味を感じない。


具物が違うように付いていながら



平等です、と言うは、雇用機会均等法とは別の思想であり
男は男で突っ込むのであり



女は女で織りをいとよる者でいいのだと思っている

なにより子を産むのが母であって、父には出来ないのだから
なにを平等と言うのかヘソが茶を沸かしそうってもんよ















男も、女も、ただ人間であって、それ以下かもしれないがそれ以上ではない







神は信じない。




二世も信じない、が、
全人禁制 ~ 沖ノ島が語るー藤原新也_f0052956_13260507.jpg
全人禁制 ~ 沖ノ島が語るー藤原新也_f0052956_13260853.jpg






神をも恐れぬ奴ともあるが、それでも賽銭くらいは盗んだとしても
寺に火を放つのは織田信長の様な気ちがい野郎だ

ただの人間は、神や仏は畏れるものだ、たとえ政党政治や近代国家などアナキストして唾棄しても
仏や尼に暴力をふるい、匕首刺すようなのはそうそうにはおるまい
たとえスポーツだとしても那智の滝をフリークライミングで登った馬鹿助【セクシー登山部)は
頭を丸めて土下座したのだ。

















沖ノ島を





ただ美しい姿に居てもらうのに



ユネスコや安倍政権や政治や環境庁やましてや国土交通省なんかのお世話になる必要さえ無い







宗像大社のお前に委ねるが良かろうと思う。
















世界遺産めぐりなぞ止めてもらいたい。