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超高所登山とは、~ 竹内洋岳氏




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時の経つのは、早いもので、
それも年齢によるものだろうけど
話題になった8000m峰の14サミットを日本人で初めて達成した
竹内洋岳の最終山行、ダウラギリの登頂もはや、一昨年のことだった。

その竹内氏のインタビュー本を読み終え、
そうであろうかと思ったこともあり、
つらつらと雑感を書こうかと。



まず超高所登山をやろうとするなら、気のいい人、では
成り立たないのかもしれないと言うこと。


古いドイツオーストリアのパートナーとの山行以降、
高所登山普及に目覚め、一般から同行者を公募するも、
カメラマンの中島氏などもその憂き目にあうが、
最後は体力を見透かされ、登頂断念、待機を命ぜられる

自身も登頂を諦めて撤退した際に
下山後ベースキャンプで他人に当たり散らし、蹴りを入れたなどのシーンの描写もある。


自分自身が最高のコンディションで計画し、ギリギリのラインでの成功もあるわけだろうから、
明らかに能力に劣る同行者に対して、時に冷徹に対応するしかないのだろう

頑張って一緒に行こうよ、的なそれは8000mの高みでは存在していない。


そしてこれは著者の塩野が巻末で書いているけれど
竹内洋岳は圧倒的に個で存在しているのだ

人の助力で登山が成り立っていることは承知なものの
最後のプッシュを進めるか、止めるかは
アドバイスなどほとんど顧みず、自分の判断だけが、唯一自分を押し上げるのだと断定さえしている
人が登れるかどうかは参考にならない、問題は自分が登れるかだ

そういう決断の上で行動している、


私などここのところの転職で協調性なども気にし、いわんや人の評判さえも思ってしまうひ弱さ。
かの人の絶対的な個、に憧れても届きもしない。

がしかし、
山に行くことで敢えてその個に向き合えるように感じることもあるのは事実
前人未到ではないけど、滝を責めるとき、
積雪期の急登を乗り切るとき、

自分にも人には任せられない、個が生まれるような感じがする
そしてそれは低地生活にも、大いに役立つと思っている。
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by c7 | 2014-07-17 12:19 | 愛読愛聴