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週末の食卓 ~ トマトは永遠に不滅です





あまりアップも無かった我が家の食卓、
変わり映えもないが、ゲティーは定期的に食され
安価だがそこそこのワインも供される。

今晩もそんなひと時のご馳走をペルファボーレ


まずは
カルチョーフィ、正直美味しいものはなかなか出会えない。

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オイリーか、酸味が強すぎるものが多いのだが、
これはでもまずまず美味しかった、本来の味わいは損なうかも知れないが
少々のスパイスは食欲を刺激する、パセリのほんのりとした苦味も同様。

カプレーゼについても、同様

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鮮度の良いモツァレラが有るか無いかで、出来栄えはまったく違う。
シンプルなだけに、素材が物を言う


いまや伝説となったベットラの落合氏が考案した,という
魚のカルパッチョは今では日本では完全に伝統的な料理とみなされ、

それに意を反する気持ちも更々ありませんと言うことで



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カツオに、更に長ネギ!の超和風カルパッチョ、
オリーブオイルよりはマスタードマヨネーズなどでも気分が盛り上がる味になる。

そして
多分我が家でもっとも手軽く、頻繁に作られているパスタが
プッタネスカ


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これがご馳走というのは、少々切ない、
オリーブとアンチョビとケッパーで作るこのパスタは
要するに冷蔵庫の余りもので作る、言ったら沢あんチャーハンみたいなもんで
美味しいが、が
しかし、的な。

でもこれでこそ家庭の味、と事なかれ的に見過ごしたもれ

手長海老のタリオリーニ
子牛のラビオリ
そんなもんは上品なリストランテで食ゃいーんだ

ブラックオリーブ一皿つまみに、二杯の蒸留酒で一日を終われれば、
これで大方の苦労は報われんのだ。
美食は飽食ではない、
食事の醍醐味は、決して一皿の中の構成材料の優劣で決まるものではない。
清貧こそ美しけれ、
日本人であればこそ一層そう願いたい

本当なら安酒の、
グラッパが日本でも安く飲めることを
切に祈る者です
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by c7 | 2009-03-30 12:43 | 家ご飯

こっ恥ずかしくもキイナ~誰かに似ている?






かなり軽い感じで、
こういうネタは、
正直間に合わせ的に思えば思うのだけど、

休日の夜らしくむしろ熱く

恥ずか気なく書きます
不可能犯罪捜査官菅野美穂




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わが妻キョウコのTV連続ドラマパレードの
一つに
一緒になって見たこの番組は
確かに軽く、
ちょっとOLフレーバーもかもし、
お菓子もやたらに登場し、
男性警察官は半分はいけ面
女子の心をちらちら引き付けるものに違いなかった。
桜田門って、こんなに商社みたいなんかい。。っと。

そんなうさちゃん印なドラマだったのだが
犯罪ドラマによくある、最後のおまとめのシーン、
その部分の台詞に、なぜか感に入ることが度々あった、何故だろう。






”犯罪は割りに合わない”
犯罪者が実際に言いもした言葉だ。

そして犯罪には限らないが、
人に対しての裏切りに抵抗を感じるなら、
やはり犯罪は割に合わない

人情に鑑みず、悪事に臆せずのし上る人間と
人の痛みを恐れ、踏み台の前で躊躇する人間




だが僕は後者のほうが人間として優位にあると思う。




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このドラマのラストで、菅野美穂が犯罪者に説くのは、
こういうことだった気がする、
犯罪者には野暮ったい話ではあるだろうが
どうかその気持ちを分かって欲しい、という思いは
自分の気持ちにも通じる。


思うに、愛があると踏み留まってしまうケースというのは常にあるものじゃないだろうか
愛とはそういうもので、それでいいのだと思う。
強奪にしろ、殺人にしろ、愛があれば踏みとどまるのかもしれない
繰り返すが、愛が無くて滅茶苦茶をする人間を否定するものではない、
動物的ではあるものの、それもまた生きるものの本性だろう

ただ、愛ゆえ、欲望や情動を閉じ込める人間のほうが優位だと思うのだ。



チャールズ・ブコウスキーの詩に
”愛が無ければ通過せよ”
という一遍がある、
暗号のようなタイトルだが、
なんとなく、
シンパシーを感じた。

詩の内容はまたいつか。
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by c7 | 2009-03-28 03:16 | 愛読愛聴

キルフェボン ~ 飽きもせずフリークエント





週末なので
美しく
(いつも汚いってわけではないけど)


無花果のタルト

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マスカットのタルト

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マスカットって言うと
つい、金太の大冒険を思い出してしまう


・・・って結局汚すのね、自分から。
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by c7 | 2009-03-27 12:13 | 家ご飯

レモンツリー ~ 謙虚なのか?二番目の美味









度々おことわりするが、
酒は飲んでも
甘いものも遠慮しない。

これで運動が嫌いになったら、もうアウトですね

での
お菓子、


芝浦方面で勤務の経験の方には懐かしい?
かなりうらぶれた場所で店開く洋菓子店
もしかしたら港湾関係労働者しか知る由のない

レモンツリーは

シュークリームを全面に押し出した経営です

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一つ250円程度の価格は昨今にはやや贅沢だが
ボリュームも食感もパン屋、スーパーのシュークリームとは格段の差

1つにぱりぱりの皮は、焼き菓子を実感する、
もう1つ、中のクリームには複雑なスパイスが使用されてるようで、大人を感じる。

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味のバリエーションもそこそこにあり、
今回はスタンダードなカスタードと、アールグレイを選んだ
が、
久しぶりだったからか、
王道のカスタードのほうが良いように思えた、
紅茶フレーバーはやや奇抜だが、
虚仮おどしでもあったかも

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一時忘れかけていたこの店のシュークリームを、
また急に買って帰った動機は自分でも思いつかない

引越しの後、帰り道がこちらの店側なったからかも知れないが
なんとなく春にして、去年の夏を思い出したのかもしれない
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by c7 | 2009-03-26 12:22 | 家ご飯

微発泡再び ~ 今度はメディチの白





一部地域、で
熱狂的なブームになった、
メディチエルメーテのランブルスコ、微発泡の赤ワイン

もう一度書くが、
東雲にお住まいのケメさん夫婦は
これをダースで買った。

我が家では新品のうどんラグが深紅に染まった・・・


そのメディチエルメーテがプロデュースというか、
醸造に参加して作られた白のフリザンテを
川崎ラゾーナで試飲、
キレ宜し、ということで購入は
やっぱり夏の終わりの頃でした。


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カステッリ・デル・ドゥーカ・マルヴァジーア・
             セッコ・フリッツァンテ 2007
イタリア、エミリア・ロマーニャ州より

アロマティックであり、マスカット香豊かでありながら
しつこくなく、むしろドライ、
ランブルスコよりも発泡はやや強めで
泡感覚でも楽しめるんないだろうか

軽い上がりは食にも触らない、

ねっとりした生ハムとか
食いたいね。


子の誕生から、ワインを楽しむ機会も正直少ないが、
人との会食には、やっぱりワインが一番好きだ。
ハードな酒ではないが、
あがると言えば、確かにワインはあがる。
心優しいアッパーな酒、
人とのひと時も和やかにするに間違いない。
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by c7 | 2009-03-25 12:41 | 美酒

彼はジェンセン ~ アメリカのブルゴーニュ





なんか、酒については、きわきわな話が続くのだけど
これも出元がわが妻キョウコの兄で、
強運というか、引きが強いというか、

実際飲んだのが
一年以上も前で。。。
感想というには程遠い、イメージのお話ですが、

噂を聞いてる人も少なくないだろうロマネコンティを凌ぐ凌がないの騒ぎ、
カリフォルニアのワインが評価されだしたのはそう新しいことでもないが
近年のビッグニュースはこれだったろう

カレラ ジェンセン

ピノ・ノワール


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浮いた噂が先行すると得てして舌が
マイナスの反応を示しやすい性質だが
このワインは確かに
ケチつける気がしなかった。
土台がピノノワール派でも無いし、
断然メドックのほうが好きで
しかもCAワイナリーが良いとか聞いていても、やっぱ
・・・アメリカ人だし。

と言った、沢山のマイナス材料を組み込んでも
やはりこのワインは良いワインだと思う。
印象的なタンニンはないが、フレッシュさの後には
なんともいえないノートが残った、
とにかくこの後味に脱帽、
詳細は過去かなただが、びっくりしたのは間違いなかった



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ただ、確か、冷蔵庫で冷やされていたので(!!!!)
いまいち印象が違うでしょうな、今飲んだら。


一年前当時、確か1万くらいだったと思うが、
さっき調べてみたら、3万円で売っていた、つまりこの値段で買う人がいるんでしょうね。

マスコミの力は恐ろしく、プレミアは人に巣食うアメーバの浸透力か。

ワインの世界では、ややそれも致し方ないのかも

ちなみにだれか、2006ヴィンテージの
20年後に飲めるワインのお勧め情報ある人いませんか?
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by c7 | 2009-03-24 12:31 | 美酒

もっと懐かしく ~天結は、、美味かった






名古屋の、セントレア空港は苦境の思い出でもあるが、
周りやすい規模、馴染みやすい店並び、そして手頃な飲食、商品で
実際には好きな場所だった。

帰宅前、ラーメンも食べたり、子供に絵本を土産に買ったりと、積極的参加した
この施設で
東京に戻る前、
休みの日に出かけ、昼食に頂いた

天むす

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テイクアウト、というか弁当風なので、とやかく言うあれもないのだが
具となる天麩羅の良し悪しの前に
米と油と塩の組み合わせはすでに必殺なわけで、
このバランスさえ良ければ、もう小宇宙

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思うに天結にはそのバランスが、言うが如く天から授けられている、
冷えていても(勿論おにぎりだし)、少々作りが雑でも
難なく美味しく出来上がる、のではないか、

・・・や、決して安直なと暗に虚仮にしてるわけではなく。

本当に美味しい。

東京でも
地雷也はその昔から、銀座遊びでは憧れの店でもあったのだ

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まあ食に堅苦しく熱い語りもやや悪い癖、
平たく言えば、(繰り返すが)
炭水化物と、油と塩、
これがシンプルな美食の頂点に違いないのは、
パスタや中華粥、そして踏み込めば寿司で立派に証明される事実だと思う
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by c7 | 2009-03-23 12:34 | 外食

地産は地消 ~ 駿河の桜海老







大型連休前になると、人の食欲に訴えかける
高速道路のサービスエリアご当地グルメ、
みたいなの、やりますが、

そうそうギャル曽根ちゃんが食いまくるというような。


そんな番組がサブリミナルに影響してか、
愛知からの転居での移動中、
浜松あたりで食した夕方ランチの一部。

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地域名産駿河湾の桜海老、の、てんぷら定食
掻き揚げは油もきれて、軽い仕上がり、そして塩で合わせる桜海老の味は本当に極上だった。

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また、やや穴場的なのか、親切な価格設定は尚よろしい。
高ければ勿論それなりに美味しかろうし、
それが不味ければいよいよ腹も立つ。

しかし、お手頃でこれだけ新鮮で美味ければ、角の立ちようがない。

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長距離疲れて走る車の休憩に、
思いがけないプレゼントは頼もしく、嬉しい、
明日への活力、東京まで後もう少し車を走らそう、そう思わせてくれる。
あさましいかもしれないが
幸福な食には、カロリーよりももっとおっきなエネルギーがあるのだと思う。
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by c7 | 2009-03-19 12:14 | 外食

ダバダ火振りを知っていますか。 ~いごっそう





ダバダ火振りを知っていますか。



フジ子ヘミングを知っていますか、程には衝撃的な話ではなく
栗の焼酎のお話です。





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焼酎ではそれほどメジャーでない高知県、四万十で、
しかしなにやら話題は全国クラスなこの焼酎を作り続ける、山奥にたたずむ無手無冠という会社は
肥大化した日本の企業がいまや最悪の連鎖を前に息も絶え絶えな世の中で
零細企業こそが最もよいとする酒蔵の業界の、真打のような存在です。

栗は芋にも良く似た味わいで、個性で勝負なら、ゴマや紫蘇の焼酎より衝撃的ではないですが、
あえて数量を規定して生産し、沢山の個人消費者と直接売買契約を結んだりと
アバンギャルドな経営は
酒好きな人間たちに酒以外の手法で訴えてくると言えます。
潔く、かっこよく、
分からないけど宵越しの銭を持たないような気がする。
社名の無手無冠の意味も、よくは理解できないまま、しかし染み入る言葉はないでしょうか、
”タイトルベルトなんか要らねえんだよ”な感じで。

やたら外郭に信望したい要素が多いが、

勿論酒にも一本ぶっとい筋が通ってる気がします。
いわゆるトロッと系ですが、しつこさもなく潔い。
こういう酒はロックでも美味いけど、
お湯割りでも酒の味が活きる。

また暖かくなったら今年も真っ赤な春かつおに
少々マヨネーズを垂らして頂きたい。
その時は、ダバダ火振りの焼酎を水割りで爽やかに飲みたい。
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by c7 | 2009-03-16 12:35 | 美酒

馳 星周 ~ ノワールという画一







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港区の図書館は充実していて、運営も頼り甲斐がある。
ほとんど全ての蔵書はインターネット予約で用意され
希望する、会社最寄の三田図書館で受け取れる。
秋から勢いづいて、乱読したが、
今回もあてなくて、思いつきで借り出し読んだ。


不夜城の衝撃は今も色褪せない、
リアリティーは判然としないが、これほど歌舞伎町と中国流民に食い込んだ世界は、
イメージや文章力では書き切れないんじゃないか。

人が健全であろうと努める(振りしなければならない)、この社会で
真っ向から反対に生きるを目指すような、
そんな人たちの小説には昔から惹かれるところがあり、
何故 馳 星周を読むのかは
バタイユや、カミュの異邦人、またはドストエフスキーの悪霊のような
荒涼とした読後感を求めるからかもしれない。


正直馳の本の中では幾たびも
人間性のかけらもない人が滅茶苦茶をして、
殺されたり、死んだりしていて、
いつの間にか、魂は不条理かつ自由だという主張よりも、
だんだんその滅茶苦茶が一人歩きしている感もある、
というかマンネリ、というか固定プロット。

常軌を逸した行為にも、
人にはそれなりに必然性があると思うのだ

金の為に何でもやる奴にはその根拠がある
のではないか。
人を殺してまで金が欲しい理由
裏切るのは当たり前の理由
そういう風に育ってしまった出自。

不夜城の劉健一にはそんな人模様が見えた気がしたし、
マンゴーレインの将人も、
無意識下の自分に引き回されて、結果ゴミのように死んだ。それは感に値する筋書きだった。

それが伝わってくれば、マンネリであっても、何度でも受け入れられるのだけど

今回の雪月夜、
確かに引き込まれ倦怠なく読み進まされる内容は娯楽味、推理小説に足りるのだが、
なんとなく、人の背後の、情念のようなものが見えなかった。行動原理が隠され過ぎてると言うか。。

馳自身の出身である北海道の、根室の取材後に書いたという本作は、
やや舞台設定に感情移入して、その分人間には背景を欠いた出来上がりではなかったかと思う。
やくざと金と拳銃、この辺をわざと上滑りに書いたのだろうと言えなくも無いが。




しかし記憶にはどうやらこびりついたらしく
しばらくの後、夢の中で
15年来の後輩に銃で心臓を4発撃ち抜かれた。

なかなか貴重な体験だった。実体験はご勘弁
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by c7 | 2009-03-13 12:40 | 愛読愛聴