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分とく山 飯倉片町 ~珠玉とは







まだ続く、泡盛ロード、
もさることながら
ちょっと前のランチ、内容もほぼ記憶に消えかけも、
忘れずに日記につけたいオサレな和食屋、と言うことで、お食事日記。

分とく山
飯倉片町



電話で予約なんて飛び切り柄では無いわたくしも、
時の流れには勝てません、最近はめっきし電話する事が多い。
電話でぶんとくさん、って言ってわざと冷や汗をかきたいジョーク魂も抑えつつ、
予約して昼のコースを楽しんできました。

では写真でずらっと。



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先ずは生岩海苔が散った牡蠣の茶碗蒸し、
牡蠣の苦味と岩海苔の磯臭さが違う味わいながら一つの方向を向いていて
滑らかだけど輪郭があります。

続いては

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左から、白バイ貝、おこわ、そしてサツマイモの甘煮。
特に感想の無いゆかりのおこわは置いといて、
このサツマイモが信じられないくらい、そして本来けほけほして苦手なわたしが
お代わりしたい位、ねっとりと甘く美味い。NHKなら鐘三つ。

バイ貝はのろリンとでろっと、気持ち悪いくらい、昼にこういうのは難しいが
飲みながらなら、きっと面白い。

とか言いながら飲んでます、銘柄も尋ねず、熱燗一丁。


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次はお椀

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鮭を抹茶のおそばで結わき、そば粉のだし汁で炊いた
信州蒸し。
蕎麦っけはほとんど無いように感じるも、単純ではない味わい。



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そして秋刀魚の刺身は小さな身で、ねぎと胡麻と合えて。
新鮮で味有りまくります、醤油はほんのちょっとで事足りる。
柔らかく甘く。

更に続くキノコと小芋の炊き合わせ、葛仕立て。
ここでハプニング。

わたしの分が運ばれて数分、店内が気まずい空気に、

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なんと猫恭子の分を忘れてしまったようで、店主の小野氏、目が三角に、
また数分して、ようやく揃ったこの一品の、なんと出来具合が激しく違った。

最初に出されたわたしの分の小芋は軽妙に焼きが入って、優しく、そしてとろりと絹の舌触り、
キノコはとくにシメジの歯ごたえが経験した事無いほどふっつりとしている、

その小芋、猫恭子の椀の中では、かなりの焦げ模様。
暖かいのはいいが焦げたデンプンの特有の粉っぽさが残念でならなかった。
慌てて作る乞食は貰いが少ないので、ゆっくり作ってください。まじで。

正直このあたりからやや起承転結は失速し、盛り上がってきたこれまでの品々が色褪せそうな予感がする

次も芋、

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これはジャガイモだが、霰揚げ、
見た目の風情はまあまあだけど、言ったらコロッケ。
このタイミングで食べたい感じではない。



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お食事は秋ならでは栗ご飯、
米はもっちり、ねばりの強さはうるちの持ち味だが、
どっちかっていうとアルデンテ支持のわたしとしてはやや・・・
く、栗も実は・・・


お漬物の塩気で身を静めるが、
昆布は梅干の味とそれがやや甘い。
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デザートはフニャっとした最中、
餡子はさすがの味だった、
難を言うなら食感がややもにゃもにゃ。
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のんびり頂いた食後は満腹で、上がりをゆっくり頂いた、ならば結果としては満足、

こちら¥3,900-のお得な料理であって、
贅を尽くすならまた違う形を望めばいい。

2,3の違いは感じるが、和食に疎いわたしに文句言われる筋合いも無いだろう。

星2.4。

後は店内、がっはっは言うオバサンだらけというのは、
テレビに出る有名シェフのお店はみなそうだが、
頂けない。
by c7 | 2006-11-22 17:24 | 外食


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