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島美人 35度 ~ プレミアの幻惑



前回雨に祟られ、苦難の山行になった甲斐駒ケ岳、梅雨の陣、

アルプスは初陣となったオイスカUSK、しかしめげずに次回に夏の登山にも意欲を燃やし、
更に後で聞いてみれば、甲斐駒ケ岳下山の足で、
そのまま書店に直行,南アルプス北部の山岳地図を買ったとか。
素晴らしい根性と精神を称え


この夜は焼酎を。

思えばスペイン生活を経験のオイスカUSKに
我が家で差し出すボトルは常にワイン、
それをグラスで飲み干す夕べ、

そこで今回はバッサリと方向を変更
用意した晩のつまみは夏だから、あえてのおでん。
おでんはアツアツだが、たっぷり盛る練り芥子は不思議と涼を呼ぶ。

では久しぶりの
本格、今日の一本。

さつま島美人 35度
 長島研醸有限会社

鹿児島県長島町より



島美人 35度 ~ プレミアの幻惑_f0052956_1721173.jpg



しばらく前に登場の25度の、言ったらグレードアップ版

地元密着の造り酒屋が集まって最上のブレンドを試みる
さつま島美人は手放しで褒めた逸品。

で、この35度、醸造量も遥かに少なく、希少価値もついたもちろんのプレミアだが、
実際は、アルコールの高さがやや高慢か。
味にどっしりと重みは有るが、とにも酒臭い。
米で作った熊本産の武者返しの35度の芳醇さに比べるとやや荒っぽく感じる。
この辺りは原料にも問題が有るのかもしれないし、
一刀両断も出来ないが、飲み比べればやはり25度の通常品に軍配かも。

確かに貴重種を珍重する向きも流行り、
べらぼうな値段の鹿児島芋焼酎なども取引されるが、

ブログ前号に引き続き
最後は自分の舌によりけりってことですな

もちろん人の味覚もその時々ですが
by c7 | 2006-08-02 17:06 | 美酒


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