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升亀 ~ オヤジの聖域、リーマンの告解室




昨日はやや久しぶり感の
新橋おやじ酒

職場環境の話で恐縮だが私の働く東京部門は実は全員下戸、一人わたくしを除いて。
で、時々横浜から現れる次長課長が
寂しそうな痛飲男を誘ってご馳走してくれる。

今晩のパトロンは渉外課、外国人の引越しを斡旋する闇のフィクサー
通称”まっつん”59歳

新橋オヤジ横丁を徘徊して、吸い込まれた今日の一店
升亀、

地下の店はオヤジ感全開で、しかし皆大声でよく喋る喋る、
実際サラリーマン社会はストレス多かったりするんですね。

画像も無いですが、つまみは
イカとアジの刺身、セロリの浅漬け小鯵の南蛮漬け
なんかこう書くとアジとか漬けとか被るオーダーが多いすな。

イカは真っ白、透明なイカが食いたい、
アジはやや匂いが出始めていた。
特に喜ぶ味でもなかったが、

追加の川海老のから揚げは、今日の一品、
割と手足と頭を食べてるイメージの川海老だが
今回は大きく身も噛み応えを感じるほどでっぷり、塩味も良かった。

ビールの乾杯の後はまっつんに付き合って日本酒
まっつんは博多の出身だが焼酎より断然の日本酒党
愛嬌は良いが普段から底知れぬ凄みをふと漂わす雰囲気が
日本酒に飲まれだすと、更に拍車が掛かる。が、何故か相性はとても良い。

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まずは青森から、田酒をともに1合、
これをすらっと、でんしゅ下さいと言うと、まっつんが、お、知ってるね、
と、ちょと感心、普通はたさけって読みそうな字ですから。

純米のまったりした甘み、合いの手の肴が強かったかもしれないが、
気になるような匂いもなく甘口ながらさっぱり、
、きちっと考えて合わせるなら豆腐料理あたりのほうが引き立つ味だったかも知れない。

それから私は黒龍に変えて続く二合。
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こちらはいっちょらいというブランドで、
純米だが相当キレがよく、シュキっと辛口、しかも軽い、
それがまた油や酢の料理をよく受けて立つ、
で、ごくごく飲むのでいい感じに酔っ払いが出来上がる。

変化も乏しく,時にルーティンワークに陥る自分のポジションでも
立場の違う上司となら、久々に語る夢も希望も有るのだなと、
少し勇気が湧いた。
まっつんは外国人との折衝のため自力で英語をマスターした努力家、
というか凝り性。
英語の先生をしていた中途採用の女子社員が太刀打ちできないブロークンなオーストラリア人とも
電話でペラペーラのおじさん。
ちゃんと尊敬できる人物だ

半升以上飲ますと、池の鯉を服のまま捕まえに行くそうだが・・・
by c7 | 2006-05-19 18:48 | 外食


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