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更科堀井 ~ 十番 蕎麦十割



日曜日、広尾にて。

先日のいとこ会で臨月を迎えていたきみよちゃんが
3月9日、ついにご出産しかも予定日ぴしゃり。
3日たって、日柄もよくみんなでお祝いに駆けつけ、
元気な男子を拝見しました、それこそケツの穴まで。
初めて本物の赤子を抱かせてもらいましたが、思ったよりもずっしりと、
命の重さも懸命に主張さながら。
しかしすやすやとよく眠っていました。

さて本題の、麻布十番、
広尾からちんたらとそして六本木ヒルズを冷やかし、
ビールなども日暮れからちびちび頂いた後、
風も冷えた6時過ぎ、
更科堀井の門をくぐる。

結構空いてるし、またずいぶん静か。
一番奥の小上がりに通され、そんなら調子に乗って飲み倒しても良いかなあと思うけれど、
昨日も痛飲、蕎麦屋で長ッ尻なんぞ、てやんでー、
と、さくさくいきます。

ビールはもう結構ですので。
お店標準のお燗酒
名倉山を一つ。

これは私的には温度がちょい高すぎて、舌にびりびりとやや刺激が強い、
猫恭子は含んだ後の吐息がアルコール噴射のようだわ、と。言いえて妙。

ちなみにお薦め日本酒は二種類、
一つは出羽桜の桜花吟醸。これは昔山形の友達がいつも送ってくれて、仲間うち皆好んでよく飲んだ酒、
優しく優しく、ころっと女を騙すような酒ですな。
もう一つは尾瀬の雪解け、
これは使用米が備前雄町。。。

じっくりやるつもりならどちらも喉から手が出る酒だが
こんな日に長っ尻なんて、てやんでえ。
と、名倉山で終了。

当ては名物の玉子焼き、ほんのり甘い。
更科堀井 ~ 十番 蕎麦十割_f0052956_109485.jpg

添えの大根おろしにはたっぷりとだし汁が掛かっている、
蕎麦屋なわけで、出汁は良いんだが、個人的には白の大根おろしで
一口ぱくりといきたいところも感じる。
ま、店の作法にグダグダゆうなんざ、てやんでえ、ですな。

とにもかくにも卵の肌理の細かさは天下一品間違いないもの
酒をちびりと蕎麦を待つ

猫恭子は太打ちのもり、
そば粉は十割、もちもちとねばりなんとなく蕎麦掻の風合いも感じるが
優しさと言うより、関取級の触感。
噛める蕎麦ですね。

更科堀井 ~ 十番 蕎麦十割_f0052956_1092213.jpg

こちらはあったかい深川蕎麦
アサリは無数に入っていて、白髪ねぎが堪らないアクセントを与えている。
もちろん生姜も三つ葉も全て無駄の無いバランスで
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文句ないです。
蕎麦も越し、風味をちゃんと残し、温蕎麦ならではの柔らかさもいい。

ああ、もう一杯飲みたい、と思う気持ちはてやんでえ
なんだか地元の常連が集まりだした、
フィリピン人風のヴェネズエラ人風家族5人一行、
”俺流”落合監督家族風三人組(子供は娘だが)
そしてエンジニアのような岩城滉一のような立ち話を続けるおっさん、

そろそろここらで切り上げて、
今夜ものんびり我が家で晩酌しましょうか猫恭子さん、猫の待つ家。
by c7 | 2006-03-13 10:09 | 外食


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