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2009年9月北アルプス表銀座デイ2 シリアル2

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夏の恋のように浮かれて走ったのに。




身勝手だと分かってもこういうのは好きじゃない、
槍ヶ岳山荘の前は体験したこともない人だかり。
坂道ですれ違うためのわずかな礼儀さえ知らないおばさんたちは
だけど少女のようにはしゃぐ、気持はわかんるんだが、こういう山はきつい。


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ここまでの道も、西岳から約4時間弱と設定されているところ、
10時過ぎ、西岳を出発し、1時前には肩の小屋に到着した、
人ごみにうろたえるものの、テントなら最低限のプライバシーも守られるし、、

と思ったところが、
槍ヶ岳山荘のテン場はなんと、30張りの制限付き、
しかもそれが1時を前に満席終了、
選択肢を問えば、この小屋に泊まるか、
鞍部の殺生ヒュッテまで下がってテントを張るかと言う。

勿論降りて下のテン場でテント泊に迷いは無かった。
が、その前にラストの槍ヶ岳ピークに先に空身で登ってしまうかどうか・・・
この午後の登頂も歴史に残るほどの大渋滞らしく、往復で2時間半は
見ておいたほうが良いとの事
となれば戻れるのは恐らく4時前、下のテン場の余裕も危うい。
今朝の興奮状態からまだ体は幾らでも使えと言わんばかり、
決断を下して、早速登った道を飛ぶように降りて
殺生ヒュッテのテン場にテント設営、
少しばかり小休止、馴染みのバゲットにマヨネーズで
腹を満たして、
軽身で再度頂上アタック、
テントを出たのが3時、
念願の頂上に立ったのは
5時半、


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混雑さえなければ一時間とかからないだろう、
ただ、おかげで山頂から日没を見ることが出来た、これも
怪我の功名って言うのか。

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殺生ヒュッテ小屋泊まりの相棒を一人連れて
すっかり足元も見えない暗い道を野営地まで帰った。

が、どうも今回の目的だった槍を終えた気がしない。
最初の計画でも
朝の槍登頂はその後の大縦走の時間配分も考慮して諦めていた。
日の出とともに早々、槍の山荘を出発しようと思っていた。

だけど納得いかない
あれで槍と共になった気がしない。

話を先に戻すと、初日、入山の為のタクシーを4人で相乗りし、
名古屋から来たと言うおいちゃんと顔見知りになっていた。
偶然にもこのテン場でテントが隣、
おいちゃんは午後の登頂はさっさと諦め、
2時から美味そうに焼酎を飲んでいた。
そのおいちゃん二人は
朝4時に軽身で登頂に行くと言っていた。
同行することに決めた。
それもテントも畳んで出発し、
コル部でザックを下ろし、頂上を目指す。
若干の込み具合も昨日とは比べものにならない。

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頂上で待つこと20分、
もうこんな混雑の山はしばらく来たくないが
頂上から日の入りと、そして日の出の
千載一遇を頂いた。

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槍ヶ岳が自分の中でやっと終わった気がした、
いつかまた会おう、あんまし人の居ない時にな


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あっという間に下って、

休憩所で朝日を浴びながらゆっくりと貴重な食事、

一人山行は、一旦歩き出すとあまり休憩も取る気にならないし、

面倒な食事は省きがちになるから。







そして三日目の槍穂高縦走、ついに天空、飽きるほどの大キレット

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ある意味この日がラストデイ

では
またの機会
by c7 | 2009-10-08 18:20 | 山歩き


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